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■プログラム・アドバイザー■
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丸山瑛一(まるやま・えいいち)
 はじめは日立製作所の材料研究者でした。アモルファス・セレンというゲテモノの半導体と悪戦苦闘してテレビ撮像管を開発・製品化したのと、ガラス基板上の低温ポリシリコンTFTを1980年に世界で初めて提案・実証したのが研究実績です。その後マネージメントに転じ、日立基礎研究所の初代所長、工技院のアトム・プロジェクトリーダーを務め、現在は理化学研究所でフロンティア研究システムを統括しています。趣味は江戸思想です。

アカデミー事業へのひとこと:
 「つくばからノーベル賞受賞者第一号が出たことを心からお祝いします。私がつくばで仕事をしているときの夢はハイテク・ベンチャーを生み出すことでした。最近その念願がかなって、アトム・プロジェクトの成果から(株)生体分子計測研究所が生まれました。ようやくつくばにもそういう環境が整ってきたように思います。アカデミーの交流のなかから、新しい科学と産業の芽が生まれることを期待します」