第4回 サイエンス・フロンティアつくば

開催概要

218名のご参加をいただき、盛会のうちに終了しました。

講演録PDFを掲載しました。(プログラムの項をご覧ください)
会場アンケートPDFはこちら

■日程 2006年9月5日(火)13:30〜17:45 (終了後、懇親会)
■会場 つくば国際会議場 (交通アクセスはこちら
■主催 つくばサイエンス・アカデミー
■共催 茨城県、筑波大学、宇宙航空研究開発機構、産業技術総合研究所、高エネルギー加速器研究機構、物質・材料研究機構、防災科学技術研究所、国立環境研究所、国土技術政策総合研究所、建築研究所、土木研究所、国土地理院地理地殻活動研究センター、気象研究所、農業・食品産業技術総合研究機構、農業生物資源研究所、農業環境技術研究所、国際農林水産業研究センター、森林総合研究所、理化学研究所、(財)化学・バイオつくば財団

(計20機関・団体)  

poster
■後援 (株)つくば研究支援センター
■協賛 寺島薬局(株)
■参加費 無料・事前参加申込制 (懇親会費 3000円)
■対象 科学技術振興、政策推進、研究推進に関わる人、研究者、企業、一般


企画趣旨

筑波研究学園都市には多くの製薬企業の研究所が存在し、日本の創薬のRandD(Research and Development)の中心的な役割を果たしている。21世紀はゲノム創薬、標的タンパク質のX線結晶構造解析など、創薬の為の新しい手法が生まれ、さらなる新薬開発の期待が高まっている。しかし一方、新薬開発が曲がり角にきている事も事実である。それは現在治療が難しい疾病で、革新的新薬が望まれているのは、癌、糖尿病、認知症など、どれも簡単なものではないからである。これらの病気は加齢と共に発病し、一つの遺伝子産物の異常が原因でおこるのではなく、多数の因子が関っており、又病気になるまでの各個人の生活環境が関っているからである。さらなる革新的なアプローチが望まれる所以である。

現在、生命科学の基礎研究への研究費の90%以上は公的機関から支出されている。一方製薬企業は多額の研究開発費を使っているにもかかわらず、その80%以上は臨床開発費で、新薬開発の要めとなる基礎研究への投資は極めて限られている。従って、革新的新薬を創製する為には基礎的な生命科学の研究をおこなっている官(独立行政法人)や学と製薬企業との密接な共同研究が極めて重要である。このような現状にもかかわらず、公的機関に属する研究者が創薬の実態をあまりにも知らなすぎる事も事実である。

このような観点から、今回のSFT2006では、先ず、野依良治先生から革新的なアイディアと技術をどのように創薬にむすびつけるかという観点で基調講演をいただき、次いで、後藤勝年先生からエンドセリンの発見とそれが新薬につながるまでの実体験をお話いただく。その後のパネルディスカッションは主として製薬企業側から何をどのように官・学に属している基礎研究者に期待しているのか、忌憚ない意見をいただき、フロアーとの討論を交えて、今後の産・官・学の共同研究の進展に役立てればと期待している。

第4回サイエンス・フロンディアつくば(SFT2006)
企画委員長

西村 暹


プログラム

13:30
|
13:45

SFT2006 開会挨拶

江崎玲於奈

つくばサイエンス・アカデミー理事長

(財)茨城県科学技術振興財団理事長

13:45
|
14:35

基調講演 講演録(PDF)

「社会は生命科学に技術革新を期待する」

野依良治

理化学研究所 理事長

14:40
|
15:30

講演 講演録(PDF)

「エンドセリンの発見から創薬まで-今後の課題」

後藤勝年

筑波大学特任教授

15:30
|
15:45

休憩

15:45
|
17:45

パネル・ディスカッション 講演録(PDF)

「イノベーションを生む研究体制:日本の創薬の発展に向けて」

パネリスト

竹中登一

アステラス製薬(株)
代表取締役会長

西村 紀

大阪大学蛋白質研究所
特任教授
島津製作所
ライフサイエンス研究所

<座長> 西村 暹

筑波大学先端学際領域研究センター客員教授
元 萬有製薬(株)つくば研究所長

※後藤勝年先生も、パネルディスカッションに参加されます。
17:45
|
18:45

懇親会


研究機関広報展示

最近のイノベイティブな話題:

  1. 筑波大学
    「筑波大学の産学連携推進体制」
    「再発白血病に対する新たな治療薬」
  2. 宇宙航空研究開発機構
    「3次元フォトニック結晶生成宇宙実験について」
  3. 産業技術総合研究所
    「糖鎖バイオマーカー開発への取り組み」
  4. 高エネルギー加速器研究機構
    「放射光施設における技術や装置の産業等へ応用の可能性を示します」
    「J-PARCの研究に用いられる技術やその応用例を紹介します」
  5. 物質・材料研究機構
    「生体親和性を有する高強度医療用接着剤の開発」
  6. 防災科学技術研究所
    「防災科学技術研究所の概要」
  7. 国立環境研究所
    「環境科学に関する疑問に対してわかりやすく研究成果を発信する」
  8. 国土技術政策総合研究所
    「ITS、セカンドステージへ 〜高度道路交通システムの開発・展開〜」
  9. 土木研究所
    「LC-MS/MSによる水環境中医薬品一斉分析法の検討」
  10. 建築研究所
    「高靭性コンクリートを用いた新しい耐震補強技術」
  11. 気象研究所
    「気象業務の変革をもたらす数値シミュレーション研究の最前線」
  12. 国土地理院地理地殻活動研究センター
    「国土変遷アーカイブを用いた盛切改変地の抽出」
  13. 農業・食品産業技術総合研究機構
    「農業の生産現場から食料の加工・流通・消費まで」
  14. 農業生物資源研究所
    「ゲノム情報を活用した昆虫ホルモン制御遺伝子の単離と創農薬の可能性」
  1. 農業環境技術研究所
    「独立行政法人 農業環境技術研究所の概要と主な成果」
  2. 理化学研究所
    「ライフサイエンス研究の発展を支える研究用生物遺伝資源の整備」
  3. 茨城県
    「茨城県中性子ビーム実験装置の概要」
  4. (財)化学・バイオつくば財団
    「第15回化学・バイオつくば賞応募受付中」


参加申込

事前申込締切 2006年9月1日(金)  事前参加申込受付は終了しました。

※事前参加申込をしていないお客様で、当日の参加をご希望の場合は、当日受付にてお申出ください。
  ただし、入場にあたっては事前申込者を優先いたしますので、ご了承ください。


組織・実行体制

組織委員長 江崎玲於奈  つくばサイエンス・アカデミー理事長
組織委員 岩崎洋一 筑波大学 学長
大塚柳太郎 国立環境研究所 理事長
小幡裕一 理化学研究所バイオリソースセンター センター長
岸 輝雄 物質・材料研究機構 理事長
小玉喜三郎 産業技術総合研究所 副理事長
清水順一郎 宇宙航空研究開発機構 筑波宇宙センター所長
鈴木厚人 高エネルギー加速器研究機構 機構長
西村 暹 筑波大学先端学際領域研究センター客員教授
堀江 武 農業・食品産業技術総合研究機構 理事長
村上和雄 つくばサイエンス・アカデミー専務理事
望月常好 国土技術政策総合研究所 所長
企画委員長 西村 暹 筑波大学先端学際領域研究センター客員教授
委員 後藤勝年 筑波大学特任教授(薬学)
事務局長 岡田雅年 つくばサイエンス・アカデミー理事・事務局長


事務局

■つくばサイエンス・アカデミー事務局(担当:鬼澤元二)

つくば市竹園2-20-3 つくば国際会議場内 〒305-0032
TEL:029-861-1206  FAX:029-861-1209

■つくばサイエンス・アカデミー東京オフィス(担当:岡山善子)

東京都中央区明石町1−3 明石町ツインクロス308号
ゼン・コミュニケーションズ(ゼンコム)内 〒104-0044
TEL:03-6657-3250  FAX:03-3542-2330

SFT2006 | 開催概要 | 企画趣旨 | プログラム | 研究機関広報展示 | 参加申込 | 組織・実行体制 | 事務局 |

(Last updated on 14-Sep-2006)